独特な世界観が大人気!『宮藤官九郎』脚本ドラマ特集!

劇団「大人計画」に所属し、脚本家以外にも俳優、映画監督、ミュージシャンなどさまざまな顔を持つ『宮藤官九郎』通称”クドカン”。コメディから大河ドラマまで幅広い作品を手がけ、オリジナル作品も多数世に送り出しています。そんな大人気脚本家・宮藤官九郎の大ヒット作品を中心にご紹介していきます!

いだてん〜東京オリムピック噺〜

出典:NHK

いだてん〜東京オリムピック噺〜とは

放送時期:2019年1月〜12月
出演:中村勘九郎、阿部サダヲ、綾瀬はるか、中村獅童、生田斗真、神木隆之介、勝地涼、杉咲花、柄本佑、満島真之介、仲野太賀、役所広司、永山絢斗、黒島結菜、田口トモロヲ、麻生久美子、寺島しのぶ、大竹しのぶほか

2019年NHK大河ドラマ。日本がオリンピックに初めて参加して1912年ストックホルム、1936年ベルリン、敗戦、そして1964年東京で開催させるまでを金栗四三(中村勘九郎)、田畑政治(阿部サダヲ)の2人の男を中心に描く半世紀に渡る物語。

視聴者の声

★オリンピックに初めて出場した選手の大変な経緯と苦悩がわかります。選手だけではなく、政府を巻き込む準備や送り出す大変さをあらためて感じました。大きな震災後の町の様子や行方不明の妻を探す様子も描かれ、東京オリンピックまでにいくつも試練があったことがわかります。主役の中村勘九郎さん演じる金栗四三役がとにかく明るい性格なので、笑って応援できます。初めて出場したオリンピックで途中棄権するなど、紆余曲折があって面白いです。(30代女性/★★★☆☆)

★物語が始まった頃は、なんとなくという印象で視聴し始めたものの…物語が進むにつれ毎回テンポよく印象的でした。世代によって受取り方が違うので若い方達には、あまりなのかな⁇とも思えましたが、東京オリムピック招致までの苦労や歴史上登場人物のかかわりかたなど非常に興味深い内容でした。この時代の日本は、今と異なって欧米からしたら、海の端にある、知られていないであろう国であっただろうことから、まずは日本を知ってもらうことに始まり、多くのことでも非常に苦労されたのだろうと思いました。(40代女性/★★★★★)

★令和の東京オリンピックに向けて、今までのおさらいの意味も兼ねて、この大河ドラマを観ると良いと思いました。見どころは明治時代に日本人が初めてオリンピックに出場したことと、昭和の初めて日本で開催された東京オリンピックに至るまでの話でしょう。このドラマは2部構成になっていますが、昭和の東京オリンピックの話にも、日本人初のオリンピック選手の金栗四三氏が登場しています。ワクワクしてくるような内容で、よりオリンピックを身近に感じることが出来ると思います。(50代女性/★★★★☆)

池袋ウエストゲートパーク

出典:Paravi

池袋ウエストゲートパークとは

放送時期:2000年4月〜6月
出演:長瀬智也、加藤あい、窪塚洋介、山下智久、佐藤隆太、阿部サダヲ、坂口憲二、妻夫木聡、西島千博、酒井若菜、高橋一生、須藤公一、矢沢心、小雪、きたろう、森下愛子、渡辺謙ほか

脚本家・宮藤官九郎の出世作とも言える本作。原作は石田衣良による小説『池袋ウエストゲートパーク』。池袋西口公園=「I.W.G.P.」に集う若者たちの日常、そしてギャング闘争に発展していく様子をワイルドかつコミカルに描いていく長瀬智也主演の大人気ドラマ。

視聴者の声

★長瀬智也さん演じる果物屋の息子の真島真たち若者が、池袋を舞台に色んな事件に巻き込まれ解決していく姿を、ワイルドに描くストリート・サスペンスです。ちょっとおバカな主人公のマコトですが、とにかく人情味に溢れていてそんなマコトを慕う仲間たちとのやり取りがすごく面白いドラマです。サスペンスでありながらも、随所に散りばめられている小ネタにクスッと笑ってしまうところは、やっぱりクドカン作品ならではだと思います。(40代女性/★★★★★)

★今の時代だとできないような自由な雰囲気の描写が多いところやちょっとずつ入ってくるギャグ要素がみどころです。マコトがめんどくさいと思いながらもいろんな困っている人を助けていくのは池袋のことが好きだからこそできることだなと思えるところやキングはg-boysのためならなんでもしてしまうような人だけど、それは仲間思いな一面と、みんなをまとめるリーダーだからこその行動なんだろうなと思えるところが注目点です。(20代女性/★★★★★)

ゆとりですがなにか

出典:Hulu

ゆとりですがなにかとは

放送時期:2016年4月〜6月
出演:岡田将生、松坂桃李、柳楽優弥、安藤サクラ、太賀、吉岡里帆、島崎遥香、青木さやか、加藤諒、中田喜子、でんでん、吉田鋼太郎ほか

宮藤官九郎オリジナル作品。1987年生まれの「ゆとり第一世代」とされる坂間正和(岡田将生)、山路一豊(松坂桃李)、道上まりぶ(柳楽優弥)のアラサー男子たちがさまざまな現実にぶつかり踠いていく社会派ヒューマンドラマ。

視聴者の声

★この作品は1987年生まれである、いわゆるゆとり世代で生まれた山路、坂間、まりぶの三人が偶然にも出会い、世間からゆとり世代と言われている彼らの生き方や考え方また、人生が面白おかしく描かれていて、けれども時には感動もあり、そんな愉快なゆとり世代の三人の生活が見どころです。また、この作品に登場してくる坂間の後輩である山岸。彼も坂間たちと同じゆとり世代ではあるが、坂間も予測できないほどの濃いキャラクターで、この作品に欠かせない人物です。(30代女性/★★★★★

★このドラマでは、ゆとり世代にしっかり合うキャストが選ばれていたことがとても良かったです。ゆとり世代としての良いところ、悪いところがとても伝わってきました。登場人物の三人が、それぞれ目標を持っていて、何だかんだで夢に向かって一生懸命に頑張っている様子が伝わってきました。良いところがあるではないかと思い、感銘を受けました。一方で、上司など職場の方々との関わり方については、もう少し柔軟性を持って行動すべきだと思いました。面白おかしくドラマを観ることができました。(30代男性/★★★★★

木更津キャッツアイ

出典:TBS

木更津キャッツアイとは

放送時期:2002年1月〜3月
出演:岡田准一、櫻井翔、酒井若菜、岡田義徳、佐藤隆太、塚本高史、山口智充、成宮寛貴、阿部サダヲ、古田新太、小日向文世、森下愛子、嶋大輔、薬師丸ひろ子ほか

宮藤官九郎オリジナル作品。千葉県木更津市の草野球チーム『木更津キャッツアイ』を中心に独特の世界観で展開される青春群像劇。主人公・ぶっさんをV6岡田准一が務める。2003年、2006年に映画化されるなど根強い人気を誇る作品。

視聴者の声

★当時は新鮮だった巻き戻しで展開の裏を探っていくストーリー展開が夢中にさせてとても面白く、大好きなドラマだった。また毎週明るいストーリー展開の中で主人公であるぶっさんの余命が短く死へ迫っていくという衝撃的な設定だったので、ただのふざけた青春ドラマでなく、人の死というすごく重いテーマを描いていた衝撃作だったとも思う。今見てみるとすごく豪華なキャストが揃っていて、当時のキャスティングは見事だったと思う。(30代女性/★★★★★

★木更津キャッツアイの5人それぞれのキャラクターはもちろん、5人を取り囲むサブキャラもサブとはおもえないほどの存在感で笑いを誘ってくれるのも魅力的!宮藤官九郎さんの作品はどれも笑えて泣けるけど、青春時代を共にしたのはこの作品だった。ぶっさんの余命を知りながらも、残されたその時間を全力で泣いて笑って野球して泥棒してって過ごしていくマスターやバンビたちの人間味溢れる姿がとても好き。全力さ、泥臭さが沢山詰まった最高の作品だ。赤い橋の伝説や木更津キャッツアイのテーマソングも聞くと何度もまた観たくなる!(30代女性/★★★★★

監獄のお姫さま

出典:Hulu

監獄のお姫さまとは

放送時期:2017年10月〜12月
出演:小泉今日子、満島ひかり、伊勢谷友介、夏帆、塚本高史、坂井真紀、森下愛子、菅野美穂ほか

宮藤官九郎オリジナル作品。女子刑務所のなかで逞しく生きる女たちが繰り広げる”おばさん犯罪エンターテイメント”。ある男への復讐が始まる・・!

視聴者の声

★女性の服役者達を面白おかしく描いていたドラマ。クドカン脚本っぽいかんじでコミカル要素が強く、しのぶに冤罪をなすりつけた吾郎というイケメン社長に皆で復讐をしかけていくというストーリー。主演の小泉今日子をはじめとしてキャストはおばさん世代の女優が多いので、若い世代にはあんまりピンとこないかもしれないけど、この世代の人たちにとっては豪華キャストで楽しく見れるかもしれないと思う。見ていてクスッと笑えて気楽に見れるドラマだと思う。(30代女性/★★☆☆☆

★お茶目でお節介なオバサンたちの奮闘を応援したくなるドラマです。出てくるキャラクターの個性がしっかりしていて、会話や展開のテンポも良いです。基本的にコメディですが本筋はブレずにしっかりとストーリーが作られているので、最終話まで飽きずに観られます。また、過去をさかのぼっていくような展開の中に伏線がちりばめられているのですが、その伏線回収と同時に「あのシーン伏線だったのか!」と気付くような構成になっており、もう一度見直したくなるような魅力があります。(20代女性/★★★★★

★正直、好き嫌いが分かれる内容だと思います。ただ、笑って見ているという内容ではないかと。複雑に関わりあう登場人物、相関図など、よく考えているなという印象を受けます。内容は、あまり現実にはないシチュエーションなので、若干「え⁇っ」と感じさせられる場面などもあります。ただ、登場人物、配役は個人的にはしっかりマッチしているように感じ面白かったです。途中までダラダラと見続け、結局結末も知りたくて最後まで観てしまうというパターンのドラマのように思いました。(40代女性/★★★☆☆

あまちゃん

出典:NHKオンデマンド

あまちゃんとは

放送時期:2013年4月〜9月(NHK連続テレビ小説)
出演:能年玲奈、小泉今日子、尾美としのり、杉本哲太、松田龍平、古田新太、小池徹平、橋本愛、福士蒼汰、有村架純、吹越満、でんでん、清水ミチコ、平泉成、片桐はいり、薬師丸ひろ子、蟹江敬三、宮本信子ほか

宮藤官九郎オリジナル作品。2013年上半期に放送されたNHK連続テレビ小説「あまちゃん」。主人公のアキ(能年玲奈)が田舎町で”海女さん”を目指し奮闘!そして地元のアイドルへと成長していく。

視聴者の声

★女子高生のアキが母親の故郷の北三陸に遊びにいく所から始まります。目に映るもの全てが新鮮で海が綺麗で心が和む風景です。おばあちゃんのなつもアキを甘やかすことなく接している所も素敵です。あちこち散りばめた笑いどころが満載で引きこもりだったアキがどんどん元気になっていくのがこの環境だったらわかる気がします。アキが目標にするものが次々変わって行くけれど若者らしくてとても自然です。出演者ひとりひとりが個性的で誰も欠けてはいけない感じです。震災を自然に取り入れたのも印象に残りました。(50代女性/★★★★★

★「あまちゃん」といえばオープニングが非常に印象的なNHKの朝ドラ。高校2年の夏に母(小泉今日子)に連れられ北三陸にやって来たアキ(能年玲奈)は初めて祖母(宮本信子)に出会う。祖母は、現役の海女を続けており夏は非常に忙しかった。アキにとって祖母は、人生で初めて「カッコいい!」と思える女性だった。東京のスピードに馴染めず、引きこもりがちだったアキは、田舎町の暮らしが新鮮に映る。「海女になりたいかも…」と祖母に憧れ海女を目指すアキは、やがて地元アイドルに。ヒロイン アキの笑顔が元気を届ける人情喜劇。(40代女性/★★★★★

★南三陸町で育った二人の女の子がご当地アイドルになって一人は都会での地下アイドルにまでなる、ある意味シンデレラストーリーになってます。能年玲奈演じるあまちゃんが周りに助けられて成長して帰ってくるまでですがもう一人の女の子(高橋愛)は震災もあって地元から出ることもできず生活も性格も荒れてしまう。けど最後は二人そろっているところが見れてホッとするドラマです。このドラマでは薬師丸ひろ子が鍵になっていて歳をとっても演技の上手さが見えます。一度見始めたらはまるドラマです。(50代男性/★★★★★

俺の家の話

出典:Paravi

俺の家の話とは

放送時期:2021年1月〜3月
出演:長瀬智也、戸田恵梨香、永山絢斗、江口のりこ、井之脇海、道枝駿佑、羽村仁成、長州力、平岩紙、秋山竜次、桐谷健太、西田敏行ほか

宮藤官九郎オリジナル作品であり、主演の長瀬智也が事務所退所前最後となる本作。能×プロレス×介護という異質な組み合わせをクドカンらしく落とし込んだ家族の物語。

視聴者の声

宮藤官九郎さんの独特の世界観のあるコメディードラマで、所々にシリアスなシーンも入れてきて、なかなか見ごたえのあるドラマだと思いました。奇抜な展開の物語で小ネタなどは少々マニアックな部分もありますが、能の世界をベースにしながら親の介護問題と言う社会派ドラマと言う側面を持ち合わせていると思います。一見するとふざけているようなドラマに見えてしまいますが、家族の在り方と言う物を考えさせられる内容が秀逸だと思います。(40代男性/★★★★★

家柄とか長男だと伝統に縛られたくないという気持ちは、すごく共感できます。新しいプロレスという世界でそれなりのステータスを築いていたけど、年齢に勝てなくてお金もなくて崖っぷちに立ち、自分が行くべき道を決めて行動していく主人公の姿に勇気をもらっています。やっぱり家族でなんだかんだ言って火花を散らしても、一緒にご飯を食べて互いを思い合っている姿がいいなと思います。家族の大きな問題として介護とか学習障害とかの深いテーマもさり気なく盛り込み、励まし合い笑い合うところがいいなと思います。(60代女性/★★★★☆